債務整理は個人がおこなうこともできますが、専門的な法律知識と多くの時間や労力を必要とするため、司法書士や弁護士などの専門家に依頼するのが一般的です。多くの法律事務所などが無料相談もおこなっており、比較的利用しやすい体制が整えられています。司法書士や弁護士などに債務整理を依頼する場合は、いくつかの書類が必要になります。事前に用意しておけば話し合いもスムーズにおこなえますので、自分で揃えられるものは相談時に持参しておくといいでしょう。

債務整理を依頼するときに用意しておきたいものは、まず身分証明書と印鑑です。契約まで至った場合に必要となりますので、保険証や運転免許証などを所持しておくといいでしょう。また借入先との契約書も必要です。明細書がある場合はそれも持参しておきましょう。

これらは手続きを行う上で非常に重要になります。また複数の借入先がある場合は、それらの借入先との取引状況がわかる一覧表のようなものを作成しておくと便利です。それほど凝ったものでなく、メモ程度のものでも十分です。どこからどれくらい借りているかわかるようにしておくことが大切です。

また収入状況や資産の状況がわかるものを用意しておくのもいい方法です。不動産がある人は登記簿謄本、生命保険の解約払戻金がある人はその額がわかるものなどがあれば、具体的な債務整理の手段をたてやすくなります。これらの書類以外にも、担当する弁護士などによっては必要となるものがあります。事前に電話やホームページで確認してから相談に臨みましょう。