ご存知の人も多いでしょうが、借金を返せなくて債務整理を行った場合は、しばらくの間ローンが組めなくなります。もちろんクレジットカードも使えなくなりますので、それまでカード決済をすることが多かった人にとっては、かなり不便に感じられるかもしれません。しかし債務整理というのは、それまでの借金体質を改め、自分の手持ちのお金でやりくりする生活を始めるための、いい機会でもあるわけです。このチャンスに、今まで不要な物を買っていなかったか、あるいは、本来クレジットカードを使わなくていいような買い物にまで使っていなかったか、それを見なおすようにしましょう。

もちろん、光熱費やプロバイダー料などをカード決済していた場合には、口座引き落としにしましょう。そうすることで、大体いくら使っていたのかがよりはっきりします。また、ネットショッピングの支払いはコンビニや銀行での支払いにするか、あるいはデビットカードを作るのもいいでしょう。デビットカードはICカードと同じで、入金額の残高の範囲内で使えますし、作る時も与信情報は必要とされません。

それから場合によっては、債務整理後数年ほどでまたクレジットカードが作れることもあります。この時は、できれば枠が小さい物を選ぶようにしてください。ショッピング枠やキャッシング枠が大きいと、ついそれに頼ってしまい、また債務を作ってしまうもととなりがちです、使うあなたは、返済するあなたでもあることを肝に銘じたうえで、クレジットカードを選ぶようにしましょう。